お肉の部位が知りたい(鶏肉編)



正肉編

<せせり>
首の部位です。
肉質は引き締まっており、プリプリとした食感と濃厚なうま味、噛むほどに出てくる肉汁が特徴です。
焼き鳥や炒め物をはじめ、鶏料理全般に使われています。

<手羽さき>
羽の先頭の尖った部位です。
ゼラチン質と脂質が豊富でうま味がたっぷりとあるので、骨は鶏ガラとしてスープなどの出汁にも利用できます。
焼き物をはじめ、スープやカレーなどの煮込み料理にも使われています。

<手羽なか>
手羽さきと手羽もとの中間に当たる部位です。
縦半分に割ったものは鶏スペアリブと呼ばれており、焼き物や煮込み料理にも使われています。

<手羽もと>
羽の根元の部位です。
チューリップの形に似ていることから「チューリップ肉」とも呼ばれています。
手羽さきよりも淡白な味わいが特徴で、水炊きなどで長時間煮込むとホロホロになります。 焼き物や煮込み料理にも使われています。

<むね>
胸の部位です。
脂肪が少なく高温で調理するとパサパサしてしまうので、低温でゆっくり火を通す必要がありますが、低カロリーでさっぱりとした味わいが特徴です。
揚げ物、煮物など、鶏料理全般に使われています。

<ふりそで>
手羽のなかでも肩に近い部位です。
もも肉よりも脂質が控えめで、むね肉よりもジューシーという双方の長所を兼ね備えた上品な味わいが特徴です。
焼き鳥など、鶏料理全般に使われています。

<かわ>
皮の部位です。
カロリーはささみの約5倍です。
うま味が濃厚なのでから揚げや煮物、焼き鳥などに使われています。

<ささみ>
むね肉で胸骨に沿った部位です。
笹の葉に似ていることが名前の由来で、脂肪は少な目ですが、タンパク質を多く含んでいます。
揚げ物やサラダ、和え物など様々な用途で使われています。

<もも>
足のつけ根の部位です
食卓でもおなじみの部位で、コクがあり、肉厚でうま味があります。
焼き鳥、揚げ物、煮物など、鶏料理全般に使われています。

内臓編

<ハツ(心臓)>
周りの脂肪や血管を取り除き、血抜きをするとクセがなくなり、あっさりとした味わいを楽しめます。
串焼きや炒め物に使われています。

<ハツモト>
大動脈がつながる心臓部分で一羽から取れる量が少ない貴重な部位です。
柔らかな肉質で歯切れの良いことが特徴です。
焼き鶏や炒め物に使われています。

<レバー(肝臓)>
別名「きも」と呼ばれており、ビタミンや鉄など多くの栄養素を含んでいます。
焼き鳥や、ふわっとした食感を活かしたペースト調理がおすすめです。

<ボンジリ>
尾骨の周りにあり、脂がのっており噛むほどに口内にうま味が広がります。
油壺という部分を切り落とすなど、しっかりとした下処理が必要です。
焼き鳥や、あっさりとした味付けの炒め物にも使われています。

<ヤゲン>
胸骨の先端にあるナンコツは肉がついたまま調理されることが多です。
そうすることで、肉の食感とナンコツのコリコリ感の両方が楽しめます。
焼き物や、炒め物に使われています。

<砂肝>
筋肉質で弾力があり、食べるとさっくりとした噛み応えです。
淡白で香ばしい味わいを楽しめます。
焼き鳥やから揚げ、生姜を効かせた煮物や炒め物などに使われています。

<ナンコツ>
漢字で「軟骨」と書く通り、柔らかい骨の部位です。
ゲンコツやヤゲンといった骨の位置で違った食感が楽しめることが特徴です。
シンプルな味付けで食べることが多いです。

参照元:農林水産省HP「お肉丸わかり図鑑」
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